Windows用SNTPクライアント(時計合わせソフト)です。
ネットワーク上のSNTPサーバーとの通信により時計を正確に合わせます。
SNTPプロトコル Version4 (RFC 2030) に対応しています。
Windows 98SE / 2000 / XP でADSL環境での動作確認済みです。
(標準スタイル)
(メタリックバースタイル)
インストール作業は必要ありません。
解凍した実行ファイルを適当なフォルダに入れて実行してください。
レジストリは操作していません。
実行ファイルおよびiniファイルを削除してください。
スタートアップに登録した場合は、チェックを外してから実行ファイルを削除するか、
スタートメニューのスタートアップフォルダ内のショートカットを手動で削除してください。
注意!
このプログラムを使用したことにより生じたいかなる損害も当方は一切責任を持ちません。
同様に、初期値に設定してあるサーバーを提供されている企業・団体には一切責任がありません。
自己責任の上でのご利用をお願いします。
このプログラムはフリーソフトです。転載・配布は自由です。
ESET NOD32 V14でチェック済みです。
実行ファイル sntpclock-v020.zip (ZIP形式圧縮ファイル、62KB)
プログラムを起動すると自動的にサーバーとの通信を行い、時刻を合わせます。
「実行」を押すと再度時刻合わせをします。
通常スタイルの場合は、通信したいサーバーをリストから選択することができます。
メタリックバースタイルの場合は、「サーバー切替」を押すと次のサーバーに切り替わります。
PCの起動時に自動的に時刻あわせを行うことができます。下記の「設定方法」を参照してください。
「設定」ボタンを押すと設定フォームを表示しますので、下記の要領で設定してください。
この項目をチェックすると、スタートアップフォルダにショートカットを登録し、
PC起動時に自動的に時刻合わせするようになります。
チェックを外すと、スタートアップフォルダから削除されます。
この項目をチェックすると、時刻合わせ正常終了後、自動的にプログラムを終了します。
この項目をチェックすると、エラーが発生してリトライオーバーとなっても
プログラムを終了します。
時刻表示部のフォントおよび背景色を設定できます。
起動時の表示位置を設定できます。
「前回表示位置」を指定すると、ウインドウ位置を記憶します。
「最小化」を指定すると、起動時にウインドウを表示しません。
ウインドウの表示スタイルを選択できます。
チェックすると24時間制("23:59:59")、チェックを外すと12時間制("PM 11:59:59")になります。
ウインドウを最前面表示にします。
時刻合わせ正常終了時に結果をログファイルに保存します。
プログラムと同じフォルダに「sntpclock-log-西暦年.csv」という名前のファイルが作成され、
CSV形式でサーバーから取得した時刻と時計の誤差を保存します。
表計算ソフトで読み込んでグラフ化することができます。
OpenOffice.org 1.0.3 Calcで読み込めることを確認済みです。(散布図の形式でグラフ化してください。)
うるう秒指示子を受信した場合、30秒間点滅表示を行います。
※うるう秒は、警告のあった日(UTC)の23時59分(日本時間(JST)では8時59分)に1秒挿入または削除されます。
うるう秒調整後、日本時間の9時以降はPCの時計が1秒ずれた状態になります。
うるう秒指示子を受信した場合、うるう秒が補正される時刻まで待機し、
うるう秒補正から1分以内に自動的に時刻あわせを行います。
うるう秒警告を受信した場合、受信した情報をイベントログファイルに保存します。
プログラムと同じフォルダに「sntpclock-eventlog-西暦年.txt」という名前のファイルが作成されます。
SNTPサーバーを設定します。
サーバーリストの下のエディットボックスにサーバー名を入力し、「追加」を押すとリストに追加されます。
最大32個のサーバーを設定できます。
リストの項目を選択し、「↑」、「↓」を押すとサーバーの順序を入れ替えられます。
一番上のサーバーを起動時に使用します。
「テスト」を押すと、選択したサーバーとの通信テストを行います。
リトライパターン等の詳細パラメータを設定します。
モデムの起動が遅くてタイムアウトになってしまう場合などに設定を変更して調整してください。
通常はデフォルトのままで結構です。
誤差がこの値以下なら時計を修正しません。
設定範囲は0~9999ミリ秒です。
注)Windowsの時計精度は50ミリ秒程度なので、それ以下の値を設定しても精度は上がりません。
プログラムが起動してから最初の通信を開始するまでのウェイト時間を設定します。
設定範囲は0~99秒です。
通信に失敗したときに再試行する回数の最大値です。
設定範囲は0~99回です。
通信が失敗してからリトライを開始するまでの時間を設定します。
設定範囲は5~99秒です。
ただし、同一アドレスへの1分以内のリトライは通信せずにエラーとなります。
設定を初期値に戻します。
初期値は、起動時ウェイト時間=1秒、リトライ回数=10回、リトライ間隔=5秒です。
通信リトライ時に、登録されている次のサーバーに自動的に切り替えます。
最後まで行ったら次は先頭に戻ります。
NTPサーバーの初期値として下記のサーバーが設定してあります。
プロバイダがNTPサービスを行っている場合があります。(OCN等)
NTPサーバー名はプロバイダにより異なるので、各プロバイダに問い合わせてください。
【参考】プロバイダのNTPサーバー例
注)これらのサーバーはそのプロバイダに加入している端末からしかアクセスできません。
OCNの場合
wakwakの場合
ぷららの場合
ASAHIネットの場合
NTPサーバーが設置されているかどうかシステム管理者に問い合わせてください。
インターネット上にいくつかのサーバーが公開されていますのでそちらを設定することができます。
当ソフトはファイアウォール内からプロキシサーバー経由で時刻合わせをすることはできません。
PCがLAN内にある場合で、自前のNTPサーバーを立てている場合はそちらを設定してください。
NTPサーバーには「Stratum」という階級があり、1~15に分けられています。
「Stratum-1」のサーバーは他の階級のNTPサーバーの基準となる特別なサーバーです。
Stratum-1のサーバーへアクセスすることは控え、Stratum-2以下のサーバーにアクセスするようにしてください。
(Stratumは通信テスト時に表示されます。)
初期値のNISTサーバーもStratum-1ですが、この件についてはNISTに問い合わせました。
回答は、やはりクライアントPCから頻繁にアクセスしないでほしいとのことです。
プログラムに制限を設けて数分に一度程度のアクセスになるようにしてほしいとのことでした。
当ソフトウェアは常駐しないのでこの制限については問題ないと思います。
なお、v0.15からは同一アドレスへの1分以内のリトライをしないようにしました。
そのため、サーバーリストに複数のアドレスを設定することをおすすめします。
バージョン | 日付 | 変更内容 |
V0.20 | 2021/03/27 |
ホームページ引っ越しによるreadme.txtのアドレス情報の変更のみ。 |
V0.20 | 2006/01/03 |
うるう秒補正待機機能をONにすると1分毎に通信を行ってしまうバグの修正。 |
V0.19 | 2005/12/18 |
最前面表示設定を追加。 うるう秒補正待機機能を追加。 同一アドレスへの1分以内の自動リトライ禁止機能が働かない場合があるバグを修正。 |
V0.18 | 2005/10/27 |
うるう秒イベントログ保存機能を追加。 うるう秒警告表示機能を追加。 |
V0.17 | 2005/04/09 |
時刻表示、デバッグ表示、ログ保存の時刻が12時間制になっていたのを24時間制に修正した。 時刻表示の12時間制/24時間制を選択できるようにした。 |
V0.16 | 2005/04/07 | 前回表示位置が記憶されないバグの修正。 |
V0.15 | 2005/04/03 |
C言語で全面的に作り直した。 表示スタイルを変更できるようにした。 リトライ時のサーバー自動切り替え機能追加。 1回の通信処理で最大3回リトライしていたのをやめた。 同一アドレスへの1分以内の自動リトライを禁止した。 (サーバー負荷軽減のため) サーバーの初期値にRing Server ProjectおよびインターネットマルチフィードのNTPサーバーを追加した。 |
V0.14 | 2004/06/28 |
ウインドウの表示位置を設定できるようにした。 |
V0.13 | 2004/03/08 |
「エラーがあっても閉じる」オプションの追加。 OSがWindowsXPのときにLunaスタイルになるようにした。 |
V0.12 | 2003/11/13 |
リトライパターンの詳細設定ができるようにした。 |
V0.11 | 2003/08/25 |
日本語フォントおよび一部のフォントが設定できないバグの修正。 |
V0.10 | 2003/08/23 |
設定変更があったときだけiniファイルを書き込む機能が働いていなかったのを修正。 サーバー名編集ボタンの動きに問題があったのを修正。 最小補正時間の入力に問題があったのを修正。 |
V0.9 | 2003/07/22 |
往復通信遅延時間が非常に短い時、往復通信遅延時間のデバッグ表示がおかしくなるバグの修正。 通信のリトライを行ったとき、デバッグ表示に通信回数だけ表示されて理由が表示されない場合がある問題の修正。 |
V0.8 | 2003/07/19 |
往復通信遅延時間の計算式を修正。 通信中にディセーブルにしていないコントロールがあったのを修正。 |
V0.7 | 2003/07/15 | Windows 2000 / XPで時計を変更する権限がない場合、時計が変更できなかったことを表示するように修正した。 |
V0.6 | 2003/07/14 |
うるう秒警告(LI)の取り扱いが間違っていたため、うるう秒がある日に時計が修正されなくなる問題の修正。 ログファイルを残す機能を追加。 NTPサーバーの初期値に米国NISTのサーバーを設定した。 |
V0.5 | 2003/07/08 |
ある条件の文字列をサーバー名に入力し、追加するとプログラムがロックしてしまうバグの修正。 Stratum1のサーバーの通信結果中、Reference Identifieの行が改行されない問題の修正。 |
V0.4 | 2003/07/06 |
内部計算処理をローカル時刻で行っていたため、夏時間等の条件により正しくない時刻を設定してしまうことがあった。システム時刻(UTC:協定世界時)で計算するように修正。 受信データ内容をチェックしていなかったため、正しくない時刻を設定してしまうことがあった。受信データのチェック処理を追加。 サーバー名の最大長を63文字に制限した。 デバッグ表示を追加した。 iniファイルを毎回書き込んでいたのを、設定変更があったときだけ書き込むように変更。 |
V0.3 | 2003/06/20 | ネットワークより先にPCが立ち上がった場合を考慮し、通信リトライ処
理を変更した。 最小補正時間の数字チェックを追加。 |
V0.2 | 2003/06/16 | スタートアップにショートカットを登録する機能を追加 時刻合わせ終了後、自動的に閉じる機能を追加 |
V0.1 | 2003/06/02 |
サーバーリストを何も選択しない状態で「下へ」ボタンを押すと 「リストのインデックスが範囲を超えています」とワーニングが出る問題の修正。 |
V0.0 | 2003/06/01 | 初回リリース |
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