claviwave Claviwave (クラビウエーブ)

音声ファイルまたは録音した音声に音階を付けて演奏できます。
カエルの鳴き声で「かえるの合唱」を演奏したり、一人アカペラができます。
自分で作った曲を自動演奏できる機能もあります。

Windows 98SE / 2000 / XP で動作確認済みです。

スクリーンショット


■使用方法
  1. 演奏方法
    マウスで鍵盤をクリックするか、各鍵盤に割り当てられたキーボードを押してください。
    読み込んだWaveデータまたは録音した音声に音階をつけて演奏できます。
    (押した鍵盤は色が変わります。)
    同時最大発音数は8和音です。

    <制限事項>
    1)キーボード配列は日本語キーボード用になっています。
    2)パソコンのキーボードのハードウェア的な制限により実際に同時発音可能な音の数は8和音より少なくなります。
    3)キーボードを押してから実際に音が出るまで若干の遅れがあります。
    4)他のプログラムを起動したり、ウィンドウを切り替えたりすると音が途切れます。
    5)ヒント表示のアニメーションがONになっていると、各ボタンのヒント表示の瞬間に音が途切れます。
    4,5の現象は、OSの表示処理等に時間をとられて音声出力処理が追いつかなくなるために起きます。
    出力バッファを増やせば回避可能ですが、キーボードを押したときの遅れも大きくなってしまうので
    キーボードでの演奏フィーリングを優先し、現状の値としました。

  2. 音声ファイルの読み込み
    「音声読込」ボタンを押し、音声ファイル(拡張子"wav")を選択します。
    読み込めるデータは最大3秒です。それ以上大きいファイルの場合、最初の3秒分のデータのみ読み込みます。
    ステレオのデータはモノラルに変換されます。
    読み込んだファイルは中央の「ド」の音になります。
    Windowsのシステムフォルダの中にある「Media」フォルダにWindows標準の音声データがありますので、
    まずこれを使って試すことができます。(「ding.wav」はちょうどいいオルゴールのような音色になります。)
    また、インターネットを検索するといろいろな効果音ファイルを見つけることができます。
    たとえば"frog.wav"を検索し、ダウンロードして読み込めばカエルの鳴き声で「かえるの合唱」を演奏できます。

  3. 音声の録音
    「音声録音」ボタンを押すと、マイクまたはライン入力からの録音を開始します。
    録音時間は3秒です。(先頭の無音部分を削除するので、実際は3秒以下になります。)
    録音した音声は中央の「ド」の音になります。
    「ラ...」や「ボン....」等の単純なフレーズを録音して自動演奏すると一人アカペラすることができます。
    「音声保存」ボタンを押すと、録音した音声に名前を付けて保存することができます。
    サンプリングレートは11.025kHz固定です。

  4. サスティン
    鍵盤を押しているあいだ音をのばします。
    波形表示の下にある2つのスライダーで、音をのばす区間を指定できます。
    (ただし、区間は一定間隔以上に制限されます。)

  5. リリース
    鍵盤を離しても音声を最後まで再生します。

  6. 自動演奏
    リストから曲を選択し、「演奏」ボタンを押すと選択した曲を自動演奏します。
    テンポのスライダーを動かすと、テンポを1/2~2倍の範囲で変更できます。
    (演奏中もテンポの変更ができます。)
    自動演奏中もキーボードおよびマウスでの演奏は有効です。

  7. 自分で作った曲を自動演奏する機能
    まず、メモ帳等のテキストエディタで楽譜ファイルを作成します。
    (下記「楽譜ファイルの作り方」参照)
    「楽譜読込」ボタンを押して作成した楽譜ファイルを読み込み、
    自動演奏リストから選択して「演奏」ボタンを押すことにより自分で作った曲を自動演奏できます。

  8. 演奏結果の録音
    「演奏録音」ボタンを押すと、演奏結果をWaveファイルに保存できます。
    「録音停止」を押すと保存を停止します。
    録音時間は最大10分です。
    ファイル名は、「年月日-時分秒.wav」となり、プログラムと同じフォルダに保存されます。
    Waveファイルは、16ビット・無圧縮PCM・モノラル形式で保存されます。
    Waveファイルのサンプリングレートは録音した音声または読み込んだファイルと同じになります。
    自動演奏の結果を保存する場合は、「演奏録音」を押してから「演奏」を押してください。

  9. ボリュームの調整
    「入力音量」を押すと、マイクの音量を調整するボリュームコントロールが表示されます。
    「出力音量」を押すと、出力の音量を調整するボリュームコントロールが表示されます。

  10. プログラムの終了
    「終了」ボタンでプログラムを終了します。

■楽譜ファイルの作り方
楽譜ファイルは、次の4つの部分からなります。
種別 内容
1.識別子
「CLAVIWAVE0」Claviwaveの楽譜ファイルであること を示します。
CLAVIWAVE0
2.題名 自動演奏リストに表示する題名文字列
(64文字までの任意の文字列)
習作1
3.音符の速度 一つの音符(休符)の速度を、1分間の音符数で表現する。
値の範囲は60~600です。(半角数字)
この値が60のとき、1分に60音(=1秒に1音)となります。
120
4.楽譜
(最大8パート)
音符または休符を全角文字列で表します。
使用できる文字
「ドレミファソラシド」(全角カタカナ)音符を表します。
「・」(全角ドット)音を1音のばします。(複数連続可能)
「。」(全角句点)休符を表します。
「#、b」(全角シャープ、全角英小文字B)後に続く一つの音符をシャープまたはフラットさせます。
「↓」(全角下矢印)これ以降の音符を、鍵盤の低い方のオクターブに設定します。
「→」(全角右矢印)これ以降の音符を、鍵盤の中央のオクターブに設定します。
「↑」(全角上矢印)これ以降の音符を、鍵盤の高い方のオクターブに設定します。
ドレミファソラシド
各部分および楽譜のパートは、$(半角ドル記号)で区切ります。

<楽譜ファイルの例>
CLAVIWAVE0$
サンプルファイル$
120$
ド・レ・ミ・ド・レ・ミ・ド・。。。。$
ミ・#ファ・ソ・ミ・#ファ・ソ・ミ・。。。。$
↑ソ・ラ・シ・ソ・ラ・シ・ソ・。。。。$

<制限事項>
楽譜ファイルには下記の制限があります。
・ファイルサイズ=10キロバイト以下
・1パートの音符数=1000以下

■インストール
インストール作業は必要ありません。
解凍した実行ファイルを適当なフォルダに入れて実行してください。

■アンインストール
レジストリは操作していません。
実行ファイルを削除してください。

■収録曲について
自動演奏の収録曲はすべて misic Forestデータベース検索
著作権が消滅していることを確認済みです。

■ダウンロード

Warning! 注意!
本ソフトウェアを使用したことにより生じたいかなる損害も当方は一切責任を持ちません。
自己責任の上での利用をお願いします。

このプログラムはフリーソフトです。転載・配布は自由です。
ウイルスバスター2005でチェック済みです。

claviwave 実行ファイル claviwave-v08.lzh (LHA形式圧縮ファイル、269KB)


■バージョン履歴
バージョン
日付
変更内容
V0.8
2006/09/05
サスティン、リリース機能を追加。
V0.7
2003/12/11
音声録音時にハンドルがリークするバグを修正。
V0.6
2003/12/07
プログラム終了時に解放していないオブジェクトがあったバグの修正。
楽譜ファイルで読み込んだ曲のテンポがおかしくなることがあるバグの修正。
自動演奏の曲に「荒野のはてに」を追加。
V0.5
2003/12/04
PCのキーボードで演奏できるようにした。
最大8和音を出せるようにした。
演奏結果をWaveファイルに保存できるようにした。
自動演奏中でもテンポを変更できるようにした。
鍵盤の描画に時間がかかっていた問題の修正。
自動演奏の曲に「ジングルベル」を追加。
全ての曲に伴奏をつけた。
自分で作った曲を自動演奏できる機能を追加。
V0.4
2003/10/26
自動演奏時にメモリアクセスエラーが起こるバグの修正。
自動演奏で和音が出せるようにした。
自動演奏のテンポを調整できるようにした。
ボリュームを調整できるようにした。
自動演奏の曲に「We Wish You A Merry Christmas」を追加。
V0.3
2003/10/01
自動演奏がスムーズでなかった問題の修正。
自動演奏の曲に「アマリリス」、「かえるの合唱」、「もみじ」を追加。
無音部分を削除した後の音の出だしが不自然だったのを修正。
ファイルを3秒以上読み込むことがあったのを修正。
V0.2
2003/09/27
自動演奏の曲に「ちょうちょ」、「きよしこの夜」を追加。
録音した音声を保存できるようにした。
録音した音声の先頭の無音部分を削除する機能を追加。
V0.1
2003/09/16
「きらきら星」の自動演奏機能を追加
V0.0
2003/09/15
初回リリース


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